FP3級合格体験記ー独学(2018年1月受験)

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FP3級を受験した理由

2017年当時、職場で所属していた部署は総務課。(※今も変更ありません)人事部の席が近くにある関係で社会保険や年金に関する会話が、業務中頻回に耳に入ってきていました。当然会話の中には専門用語もあります。単純なことですが「格好良い」と思いました。それが最初のきっかけです。

そして段々と、自分にも関わりが深い社会保険や年金について知りたいと感じ始めました。自分の性格上、ただ漫然と関連書籍を読むだけでは頭に入らないだろうということは明白。ならば資格試験を受けよう。社会保険や年金に深い関わりのある資格として最初に思い付いたのは「社会保険労務士」でした。しかしながら余りにも難易度が高く、挫折する予感がします。では導入として他に無いのだろうか?と調べたところ、FP3級の範囲の一部に保険と年金があることを知りました。

FP3級の受験資格は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」です。つまり学歴や職歴に関わらず、誰でも受験することができるということ。

合格率や難易度から判断して、独学でも合格は難しくないと考え市販のテキストと問題集で勉強することに決めました。

試験概要

FP(ファイナンシャル・プランナー)は、顧客の資産に関する情報を収集・分析し、顧客のライフプランやニーズに合わせた貯蓄・投資・保険・税務・不動産・相続・事業承継等についてのプランを立案し、アドバイスを行う、「資産相談に関する専門家」です。3級は入門編。試験は国家試験

学科試験(共通)○×問題と3択問題60問

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング(税金関係)
  • 不動産
  • 相続・事業承継

実技試験(日本FP協会)20問

  • 資産設計提案業務

実技試験(きんざい)事例形式 5問(どちらかの業務分野を選択)

  • 個人資産相談業務
  • 保険顧客資産相談業務

法令基準日(試験日程):年3回 1月・5月・9月

受験料:学科試験3,000円 実技試験3,000円

「きんざい」ー選択理由ー

「日本FP協会」と「きんざい」どちらで受験しても合格に変わりはありません。上記試験概要でも書きましたが、学科試験は共通問題。実技試験(筆記試験)の方がそれぞれで異なります。

合格率だけで見ると日本FP協会の方が高い傾向にあります。では何故、「きんざい」を選んだのか?それは単純明快。試験会場が近くにあったから。田舎なので都会みたいに複数会場がある中から選べるわけではないのです。日本FP協会だと1択しか私の住む県内ではありませんでした。でも「きんざい」は試験会場が多く設けられていて、自分が住んでいる市内でも実施されていました。そのため若干悩みましたが近場を選ぶこととしました。

※実際には希望した試験会場では行われませんでした。理由は試験会場を確保できなかったため。受験票には「ごめんね(実際はもっと真面目な文体です)」という内容が記載されて、隣の市での受験となりました。

テキスト・問題集

勉強に使用したものは2冊です。

滝澤ななみ先生の「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」「みんなが欲しかった!FPの問題集3級」。

勉強方法

まず教科書に目を通します。1単元が終わると、その範囲の問題を解きます。

教科書には詳しく記載されていないけれど、問題集の解説ページには記載されていることがあれば付箋(またはロール付箋)を用いて教科書に適宜補足作業を行いました。

教科書と問題集が最後まで辿り着いたなら、次は問題集をひたすら繰り返し解きます。うろ覚えの部分があれば再度その部分の教科書を読み返しました。

特に問題集を解く際に気を付けたことは下記のことです。

FP3級の問題は選択問題です。けれど単純に正解はどの選択肢かだけを選ぶのではなく、正解以外の選択が間違っている理由(部分)も簡単に書き留めて丸付けの際に自分の考えが間違っていなかったかを確認しました。この方法によって選択肢の丸暗記を防ぎ、知識の定着を得られたと考えます。

当日必要なもの5点セット

受験票・筆記具・電卓・健康な心身・寒暖対策

忘れてはいけない写真の貼付。事前に必ず指定サイズの証明写真を撮影して、受験票に貼付しましょう。

筆記具で便利だったものは「1.3mm芯のシャープペンシル」です。マークシートを塗りつぶすのに最適の芯幅だと思います。

寒暖対策は本当に大切です。室温に応じて調整しやすい格好で挑みましょう。私が受験したのは1月でした。建物は産業会館で非常に綺麗な場所だったのですが、節電意識が高過ぎて非常に寒かったのです。風が吹いてこないだけで、外気温と同じ室温なのではないかと感じるぐらいでした。受験中もとても寒く、ズボンを履いていたのですが足首は寒さで痛みと痒みを発していました。帰りは雪も降っていた思い出です。しかしながらTwitterなどを見ていると、適切な温度調整をしてくれている会場もあったようなので柔軟な対応ができるよう着脱しやすいものが良いと思います。

試験結果(きんざい)

学科試験 51点(60点満点なので85%の正答率)

実技試験 43点(50点満点なので86%の正答率)  

自己採点どおりの点数でした。(模範解答は試験当日の夕方には「きんざい」のホームページ上で確認ができました)

結果の送付ですが、金融財政事情研究会(きんざい)は「試験書類在中」と明記された青いA4封筒で届きました。中には厚紙で補強されて合格証書が入っていました。そして更に青い長3封筒が同封されていて、こちらの表には「重要 合否通知書在中」と記載。合否判定とともに、分野別得点が書かれています。

※残念ながら不合格だった場合は、一部合格番号に有効期限が記載されているらしいのでその期限内に受験したら科目免除申請が可能のようです。

受験して感じたこと

どうしてFP3級の試験範囲を義務教育、せめて高校教育で学ばせてくれないのかと!本当にそれほど実生活に関わりのある内容でした。金融や保険業界の方々が受験されることが多いようですが、3級の範囲は最低限知っておくべき内容だと感じました。もっと色々な人に学んで欲しい!

でも強制されての勉強だと身に入らないだろうな…とも同時に思う次第です。自分の意志で関心を持ったからこそ、学生時代苦手だった暗記系にも関わらず勉強できたのだと思います。

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