病状認識の違い(両親と私の病気ーうつ病)

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主治医に入院希望の旨を伝えたら「重症だから直ぐにベッドの準備をしてほしいって担当者に言うね!」とのこと。…重症という単語頂きましたー。改めて自分の置かれている状態を認識させられる一言でした。でもまあ開放病棟なのである程度の自由はありそうですけどね!それと大学病院なので予測はしていたけど即日入院は無理。自殺未遂とかの緊急搬送だと別なんだろうけど。その場合は閉鎖病棟になりそうですよね。

そして初めて親(母)同伴での診察だったのですが、やっぱり病気についての認識の違いが酷かったです。だからあれほど話を聞いてとお願いしてきたのに…!本人たちは「どんだけ病気について調べたと思っているのよ!」とか言っていましたが「牢屋みたいなところに入れられて一生入院させられて二度と社会に出してもらえない」「服薬や点滴を受けるなんて薬中(薬物中毒者)と同じだ」とか認識している時点で一体何十年前の資料を読んだのかと問い詰めたくなります。あと本人目の前にしてそれを口に出したり「精神疾患の患者って本当に甘えているよな」とか言うのもなしでしょう。

ブラック企業に勤めていて苦しいというインタビュー番組を見て「大人なんだから転職すれば良いやんか。奴隷みたいに逃げられないよう鎖で繋がれているわけじゃないんだから」とか…。それができないレベルで追い詰められているの。怠けてやらないんじゃなくて、できないの。「自分にはここしかない。ここぐらいしか自分を雇ってなんかくれない」「自分の今抱えている仕事はどうなるの?他の人に迷惑をかけてしまう」そういう考えでいっぱいなんです。

母が診察室で漏らした言葉。「リワークプログラム(復職プログラム)に参加したせいで幼児化してしまった。この年代なら子育てをしている子も多い。大学生ですら一人暮らしして自分のこと全部できるのに。ご飯を自分で作るのがしんどいとか言い出した。入院したらまたそういう言動になるんじゃないのか」…健康な人に求めるレベルです。しんどいんです。むしろご飯を食べることすらしんどい時とかもあるんです。頑張ってたけど限界だったんです。しんどくて、それでもお腹に何か入れてから服薬しないといけない一心でインスタント食品を食べていたら父からは叱られるし。(※インスタント食品を食べて激怒される方がメンタル面すり減るので何とか自分で作って食べています)正直その言葉を診察室で耳にした時とてもショックを受けました。

主治医の先生は「幼児化というよりは、リワークプログラムに参加したことで“しんどい”という心の悲鳴を口にすることができるようになっていたんです」ってフォローしてくれました。それから「〇〇さんにとって家という場所が100%安心できる場所ではなくなっています。自分を無理やり奮い立たせて、普通に見せないといけない場所になっているんです」と。

「髪の毛を切りに行ったり、映画を観に行ったり、コメダ珈琲に行ったりしている様子を聞いていたから調子が良好なんだと認識していた」という母の言葉に愕然。うつ病患者は寝たきりだとでも思っているの?あれだけ人が説明しようとしても「知っている」と言って説明すらさせてくれなかった人たちの認識レベルの低さ。

この記事を読んで、精神疾患で悩まされている人が周りにいる人はお願いですから耳を傾けてください。そして可能ならば現場で実際に活躍していて専門的な知識を持っている医師の言葉を聞いてください。頼むから勝手に変な情報に惑わされないでください。それは本当に最新の医学ですか?それは本当に専門家の書いた文章ですか?あなたに真偽を測ることができるだけの医学的知識と経験はありますか?誤った認識をしていませんか?

途中で母と主治医だけの話し合いになって診察室の外に出されたので、その間に話された内容に関しては分かりません。でも入院に関して両親ともに協力的になってくれた今、以前よりは病気に関して歩み寄ってくれたように思います。

両親を職場に呼んで、病状を丁寧に適切に説明してくれた上司には感謝しかありません。そして不調な状態の私をフォローしてくれていた同僚たち。本当にありがとうございます。恐らくこの人たちがこの記事を読むことはないと思うけれど。読んだとして個人特定されないだろうけれど、この場を借りて感謝の言葉を述べたい。ありがとうございます。職場の人たちの協力・優しさ・配慮のおかげで前に進めました。本当にありがとうございます。

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